損益分岐点売上と収支分岐点売上の違い

『損益分岐点売上』という言葉は聞いたことがあっても『収支分岐点売上』という言葉は聞いたことがない人が多いのではないでしょうか。

前回ご説明したように『損益分岐点売上』とは毎月かかる固定費(人件費・家賃等)を売上で得られた粗利で全て賄える時点のことで、損益分岐点を超せば黒字になり、それ以前は赤字という事です。

しかしここで重要なのは、損益分岐点の黒字赤字とは単なる損益計算のことでキャッシュフローのことでは無いという事です。

つまり損益分岐点を超えて黒字になっても、まだキャッシュフローは赤字の可能性が高いと思った方がいいです。

そしてこのキャッシュフローを黒字にする分岐点が『収支分岐点売上』です。

『収支分岐点売上』の算出方法は次回解説します。